Happiness

10円玉のお話

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「あ、10円落ちてる。」

 

 

…混雑する東京駅を歩いていて、久しぶりに10円玉が落ちているのを見ました。

 

あなたがもし私のメルマガを長く読んでいただいていたらご存知かもしれませんが、

私は自分が作ったものではない1億近い借金を我が家が抱えたことを知り、

9年前、東京に出てきました。

 

毎日3時間ほどの睡眠で、ふらふらになりながら会社に出勤していました。

さすがに人が多く、歩きたい道も上手く歩けない。

 

気温や湿度が人間の不快指数を超えた日は、

かなりの確率でケンカのシーンを見かける。

 

やっぱり都会は違うなぁ・・・。

あ~、疲れるなぁ・・・。

 

とネガティブに感じていたことが多かったのですが、

ただ一つだけ、道を歩いていて感動した“イイ事”があったのです。

それは、

 

 

“東京はお金が落ちている。”

 

 

という事実。

 

「東京ってすごい!お金が落ちてる~!」

 

そう思いながら、毎朝のように小銭を見つけては拾っていました。

 

「今日は、50円!スゴイ。

昨日は1円だったから、今日の私はついているの?

それとも、行いが良くて神様がくださったの?」

 

毎日ワクワクしていたのでした。

 

 

会社の上の方に、

 

「私ってすごいんです。

毎日笑顔で頑張っているから、神様がご褒美をくださるんです!

だって、歩いている道にお金が落ちていて、

それを誰も拾わないんですもの。」

 

と話すと、その方々は、

 

「上田さんはポジティブだねえ~。

でもね、みんな分かっていてもカッコ悪いから拾わないんだよ。」

 

 

そうだったのか~。

 

 

そう思いながらも、

ライバルが少なくてラッキーとしか思っていませんでした。(笑)

 

 

それから月日は流れ、今や当時の生活とは一変。

収入は当時の3倍以上となり、日々の生活にも困らない程になりました。

そして、今朝10円玉を久しぶりに見つけたのでした。

 

 

「そういえば昔はお金がたくさん落ちていたのに、

最近は落ちていなかったんだなぁ。」

 

と、心でつぶやいた直後、ある事に気づきました。

それは、お金が落ちていなかったのではなく、

9年前私は、

 

 

“下を向いて歩いていた” のです。

 

 

多分、やつれた顔で上を向く元気もなく、

毎日疲労感いっぱいで、首をうなだれて歩く。

服を買うお金もなく、毎日おにぎりをもって会社に行き、

仕事は夜中までの生活。

 

 

「私はいつの間にか自分の安定を取り戻し、

下を向いて歩かなくなっていたんだなぁ~。」

 

改めて自分の変化に気づかされた朝でした。

 

 

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コメント

  1. Miho.Kitamura. より:

    今晩は、メルマガを次々と読んでいくと全く根拠の無い自信が出来てくるような気がします。
    私は、初めて製品を買ってくれる方にとても喜んでいて、その後にどん底に突き落とされました、そして、その周りにいたひとも、自分の親や身内に売れないものを作るな、などとFacebookに書けない(この辺で気がつけば良いのですが、私は何でも間に受けてしまうのです。)から、私のブログの有るところにせっせと批判を載せる、あの時言っていたのはお世辞、お世辞もわからないなんて?・・・そうなんです。ここ迄聞く必要無い事を私が一言言ってしまえば良かったんですが、私は長い間の孤独に負けてました。

    二週間以上経って、一年ぶりに風邪をひき、寝ても起きても痛い身体になって段々眼が覚めてきました。

    相手に合わせるのは無理なんだと。

    ギリギリの予算、親戚の心無い配慮、友達の全く無い日常、詮索好きで助けてはくれない田舎の世間。みんな自分で切って自分の環境を変えてきた九月からの私。先日やっとひとつお仕事が終わり、500円口座に振り込まれました。

    それでもやっとゼロからひとつ上がりました。

    ほわいとのーとにいろいろな事を教わって真下に落ちなくて生きてます、もっと虐められても、吊るされても生きていくでしょう、私はまだいきたいところに行っていない。
    現実には私は東西南北が身体にすぐ入り、新しい処に地図だけで行くのが得意です、ですが、お金のもらい方なんて誰も教えてくれません。
    上手なひとに聞きにいく時間もお金もなくなったけど、ここをみるとまた、頑張ろうと思います、お風邪治して頑張れますように。いつも笑顔ありがとうございます。

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